TOPPANとフェニックスバイオ、人工肝臓組織の開発で協業、高精度な毒性評価を実現

■創薬研究に革新、3D培養による高機能肝臓モデルを開発

 TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)とフェニックスバイオ<6190>(東証グロース)は2月19日、3D細胞培養技術「invivoid®」を用いた人工三次元肝臓組織の試供に向けて業務提携を締結したと発表。TOPPANホールディングスが大阪大学と共同開発した技術と、フェニックスバイオの新鮮ヒト肝細胞を組み合わせ、医薬品開発における安全性評価への貢献を目指していく。

 開発された肝臓モデルは、従来のスフェロイド培養と比較して優れた肝機能を持ち、外部輸送への耐久性も確認された。特徴として、扱いやすい組織形態、高い肝機能と毛細胆管構造の長期安定性、高感度な毒性評価が可能である点が挙げられる。

 試供は肝臓モデルと血管肝臓モデルの2パターンで、医療・創薬研究機関向けに原則無償で提供される。同技術により、創薬研究や機能性食品開発など、幅広い分野での活用が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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