【この一冊】『正しく疑う』池上彰監修、現代のメディアリテラシーを学ぶ新刊登場

■SNSやフェイクニュース、ネットトラブルから身を守るために

 学研ホールディングス<9470>(東証プライム)のグループ会社Gakkenが発行する同書『正しく疑う 新時代のメディアリテラシー』は、池上彰が監修した新しい児童書であり、現代を生き抜くために不可欠なメディアリテラシーをテーマにしている。2025年3月21日の発売に先駆け、2025年2月17日から予約販売が開始された同書は、闇バイトや誹謗中傷、SNS疲れ、フェイクニュース、生成AIなど、現代の子どもたちが直面しがちな問題を取り上げ、わかりやすく解説する。特に、情報の真偽を見極める力は、これからの社会で必要不可欠なスキルとなる。SNSやインターネットが普及する現代、メディアリテラシーを養うことは、事故や犯罪を未然に防ぐために重要である。

 全5章構成で、それぞれの章に漫画が加わり、子どもたちが感情移入しながら学べる工夫がされている。第1章から第5章まで、さまざまな問題に直面する中高生が登場し、その問題を解決していく過程が描かれている。例えば、アイドルオーディション番組に夢中な女子中学生や、ネット上の意見に翻弄される男子中学生、SNSに疲れ果てる男子高校生など、どこにでもいそうな人物が主人公となる。これにより、読者は物語を通じて自分の問題として捉え、実生活で役立つ知識を得ることができる。

 同書は、学研の「新時代の教養」シリーズの一環として刊行され、累計発行部数80万部を突破した人気シリーズの最新刊である。過去に『なぜ僕らは働くのか』や『僕らの未来が変わる お金と生き方の教室』など、時代に即したテーマをわかりやすく解説した本シリーズは、特に若い読者に支持を集めている。『正しく疑う』も、発売前から多くの注目を集めており、メディアリテラシーを学びたいすべての人々に向けた一冊となっている。

■『正しく疑う 新時代のメディアリテラシー』

・監修:池上彰
・定価:1,650円(税込)
・発売日:2025年3月21日
・判型:A5変型/176ページ
・電子版:配信予定あり
・ISBN:978-4-05-205971-1
・発行所:株式会社 Gakken
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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