くら寿司が急伸、株主優待制度の再導入を好感、ストップ高買い気配

■昨年12月に廃止を発表したが、多くの株主から「ご意見やご要望を頂戴」

 くら寿司<2695>(東証プライム)は2月20日、買い気配のままストップ高の3090円(500円高、19%高)に達し、急伸相場となっている。19日の夕方、株主優待制度の再導入を発表。夜間取引から急騰し、値がつけば約2か月ぶりに3000円台を回復する水準まで気配値を上げている。

 毎年4月末日(基準日)現在の株主名簿に記載又は記録された株主を対象に、2025年4月30日を基準日とする株主優待から実施する。保有株数に応じて食事券を贈呈する。

 どうしゃでは、株主優待について、24年12月11日付で廃止を発表し、25年4月末日基準日以降の株主優待制度を廃止することとしていた。「しかしながら、多くの株主様から株主優待制度の再開等のご意見やご要望を頂戴」(発表リリースより)した。改めて利益還元について協議した結果、日頃の支援に感謝し、当社株式への投資魅力を高めるため、株主優待制度を再導入することとした。

 再導入に当たっては、割引券を食事券に変更するなど、廃止前に比べ、より分かりやすく、利用しやすい制度に変更した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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