【株式市場】前場の日経平均は584円安、引き続きトランプ関税への警戒感や金利上昇・円高などで様子見

◆日経平均は3万8579円71銭(584円90銭安)、TOPIXは2727.75ポイント(39.50ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億1946万株

 2月20日(木)前場の東京株式市場は、引き続きトランプ関税の影響への警戒感と海外市場から円高が進んだことなどを受け、日経平均は221円安で始まった後も次第安となり、前引け間際には604円87銭安(3万8559円74銭)まで下押した。中で、資生堂<4911>(東証プライム)は英系ファンドの接近が材料視されて続伸。山崎パン<2212>(東証プライム)も下値圏から出直り決算説明資料の公開を受け好業績を再評価。日本ヒューム<5262>(東証プライム)は下水管の老朽化問題など受け連日最高値に進んだ。

 くら寿司<2695>(東証プライム)が気配値のままストップ高まで上げ株主優待の復活を好感。FastFitnessJapan<7092>(東証プライム)は株主優待ページ開設を好感した相場が小休止をはさんで第2幕とされ再騰。川崎地質<4673>(東証スタンダード)や土木管理総合試験<6171>(東証スタンダード)、イトーヨーギョー<5287>(東証スタンダード)は下水管の老朽化・道路陥没問題など受け大幅続伸。木徳神糧<2700>(東証スタンダード)はコメ高騰効果への期待など言われ連日急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1946万株、売買代金は2兆2278億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は223銘柄、値下がり銘柄数は1378銘柄。

 東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、鉱業、電力ガス、石油石炭、空運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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