アイデミーの値動き堅調、AI開発事業への投資強化などで事業構造の転換を加速

■業績予想を下方修正後の軟調相場から出直る

 アイデミー<5577>(東証グロース)は2月20日、反発相場となり、3%高の660円(20円高)をつけた後も堅調に売買され、2月14日に業績予想の下方修正を発表した後の軟調相場から出直っている。「AI/DXプロダクト事業」や「AI/DXソリューション事業」などを行い、今期・2025年5月期の連結業績予想は営業・経常・純利益とも損失発生の見込みに見直したが、今後の成長イメージとして、2年間はAI開発事業への投資を強化し、事業構造の転換を加速するとしたことなどに期待が強いようだ。

 今期は、E-learning市場の競争激化や主要顧客の戦略変更による影響が顕在化し、連結営業利益の見通しはこれまでの3億円から1.1億円の損失の見込みに見直した。ただ、今後の成長イメージとして、25年5月期および26年5月期の2年間はAI開発事業への投資を強化し、27年以降の再成長に向け事業構造の転換を加速する、2030年までに、AIの活用によりソフトウェア開発の生産性を導入前の5倍に向上させ、ソフトウェアエンジニア一人当たりの売上増を実現することで、収益性の改善を図る、などの計画を開示した。展望が示されたことで、見直し買いの機運が広がる可能性が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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