【株式市場】日経平均は486円安、後場一段円高が進み6日ぶりに3万9000円を割る

◆日経平均は3万8678円04銭(486円57銭安)、TOPIXは2734.60ポイント(32.65ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億7799万株

 2月20日(木)後場の東京株式市場は、昼の時間帯に米夜間取引で株価指数先物が下げているとされた上、1ドル150円台まで円高が進んだことなどを受け、日経平均は一段軟調に始まり13時過ぎに695円89銭安(3万8468円72銭)まで下押した。その後は多少持ち直して大引けに至り2日続落。6日ぶりに3万9000円を割った。昼に首相と日銀総裁が会談したと伝えられ、憶測を呼んだようだ。山崎パン<2212>(東証プライム)が一段と上げ決算説明資料の開示など好感。オルガノ<6368>(東証プライム)も業績上振れ期待などで一段高。

 後場は、TOTO<5332>(東証プライム)が一段と強含み証券会社による目標株価の引き上げなど好感。くら寿司<2695>(東証プライム)は株主優待の復活が好感され終日買い気配のまま大引けストップ高。下水管の老朽化問題や道路陥没検査などの必要性を受け川崎地質<4673>(東証スタンダード)や鋳鉄管<5612>(東証スタンダード)、土木管理総合試験<6171>(東証スタンダード)が一段高となりイトーヨーギョー<5287>(東証スタンダード)はストップ高。ドローンのブルーイノベーション<5597>(東証グロース)、LIBERAWARE<218A>(東証グロース)も一段高。

 20日新規上場のフライヤー<323A>(東証グロース)は午前11時過ぎに1178円(公開価格の73%高)で初値をつけたが、直後の1185円を高値にダレ模様となり、後場もジリ安のまま大引けは932円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は18億7799万株(前引けは9億1946万株)、売買代金は4兆4888億円(同2兆2278億円)。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は249(前引けは223)銘柄、値下がり銘柄数は1344(同1378)銘柄。

 東証33業種別指数は5業種(前引けは4業種)の値上がりにとどまり、鉱業、石油石炭、空運、電力ガス、陸運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■企業の半数以上が生成AIを活用、一方で会計事務所の6割は未経験  ミロク情報サービス(MJS)<…
  2. ■2025年から日米でプロモーション展開、東京シリーズでキャンペーンも  伊藤園<2593>(東証…
  3. ■360度カメラ映像と3Dモデルを組み合わせ、作業員の動きも把握  東洋建設<1890>(東証プラ…
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

ピックアップ記事

  1. ■割安水準に放置されている銘柄は?  今週の当コラムでは、材料株マニア向けにコメ・卵価格高騰関連株…
  2. ■日経平均4万円は幻か?「前門の虎、後門の狼」でレンジ相場続く  「冬来たりなば春遠からじ」という…
  3. ■決算発表を控えた金関連株、消去法で選好される可能性も  米国の10年物国債利回りが一時上昇したも…
  4. ■米国第一主義の行方と市場の動揺、金価格は史上最高値へ  石破茂首相と穏かに共同記者会見をするトラ…
  5. ■業務効率化や生産性向上で目覚ましい成果  生成AIの導入が、日本の大手企業で加速している。パナソ…
  6. ■個人利用率わずか9%、中国の6分の1以下という現実  日本のデジタル化の遅れが、生成AI分野でも…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る