ウェルディッシュ、グランドルーフを完全子会社化、医療福祉事業を強化

■事業統合によるシナジー効果を最大化、健康食品・介護サービスの強化へ

 石垣食品<2901>(東証スタンダード)は、体制改革の一環として、医療福祉関連事業の強化を進めている。その一環として、2024年11月に福祉・医療施設向けの事業を展開する株式会社グランドルーフの全株式取得を目的とする基本合意書を締結し、株式交換による完全子会社化を決定したと2月20日に発表した。ウェルディッシュは、医療・介護施設への福祉介護用品の卸売、給食サービスの運営、健康食品のコンサルティング事業を展開し、既存の食品製造業の枠を超えた成長を図っている。

 グランドルーフは、医療・福祉施設向けに介護用品の卸売や食事サービスの提供を行い、安定した業績拡大を続けている。同社の営業ネットワークや介護・病院食の管理技術を活用することで、ウェルディッシュの事業基盤の強化が期待される。両社のノウハウを融合させ、健康食品や介護関連サービスの市場におけるシナジーを最大限に引き出す方針である。

 株式交換の効力発生日は2025年3月31日を予定しており、550日間のロックアップ期間が設定される。グランドルーフの代表取締役・小松周平氏は、今回の統合がさらなる成長の機会になると述べ、ウェルディッシュグループとして市場需要の拡大を取り込み、企業価値向上を目指していく方針を明らかにした。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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