ニトリHDが昨年来安値圏から出直る、1ドル149円台への円高を受け見直し買い

■米失業保険申請件数や日本の消費者物価指数を受けドル安・円高

 ニトリHD(ニトリホールディングス)<9843>(東証プライム)は2月21日、反発基調で始まり、取引開始後は1万5880円(220円高)まで上げて昨年来の安値圏から出直っている。円相場が1ドル149円台の円高となっており、円高メリット銘柄としての注目が再燃したようだ。また、2月に入ってからは値上がりした日が3回しかない低落相場のため、自律反発的な相場の可能性もある。

 円相場は午前9時過ぎに1ドル149円30銭前後で推移し、前日夕方から80銭超の円高になっている。米国で20日に発表された新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数を受けて米長期金利が低下し、「ドル安・円高」の要因になった。さらに、日本で21日朝発表された1月の全国消費者物価指数が国内金利の上昇につながると見られているようで、「円高・ドル安」の要因になっている。

 総務省が2月21日朝発表した1月の全国消費者物価指数は、「生鮮食品を除く総合が前年同月比3.2%上昇とQUICKがまとめた市場予想を上回った」(日経QUICKニュース)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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