エンビプロ・HDは急激に出直る、業績予想を下方修正したが自社株買いの規模に注目集まる

■鉄スクラップ軟調、自社株買いは発行株数の6.6%200万株

 エンビプロ・HD(エンビプロ・ホールディングス)<5698>(東証プライム)は2月21日、急激に出直る相場となり、取引開始後に13%高の435円(51円高)まで上げて6取引日ぶりに400円台を回復している。20日の夕方に第2四半期決算と通期業績予想の下方修正、自己株式の取得(自社株買い)などを発表し、自社株買いの規模(上限株数)が発行済み株式総数の6.6%に相当する200万株と大きいことなどが注目されている。

 自社株買いの期間は2025年3月7日から同年8月7日までとした。取得総額は10億円(上限)。この第2四半期(24年7~12月・中間期、連結)は海外の鉄鋼需要の減退による鉄スクラップ輸出の鈍化や、国内の鉄スクラップ価格の下押しなどにより減収減益となり、営業利益は前年同期比47.7%減だった。今3月期の連結営業利益の予想は24年8月に開示した前回予想を33.3%下回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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