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■200万株を消却、実質的な株式価値が向上
クレスコ<4674>(東証プライム)は2月25日の13時に自己株式の消却完了を発表し、朝方に16円安(1107円)と軟調だった株価は後場寄り後に1137円(14円高)まで上げる場面を見せて買い優勢となっている。
自己株式の消却は2月6日に発表し、消却予定日は2月25日、消却する株式の数は200万株(消却前の発行済株式総数に対する割合4.55%)としていた。この分だけ実質的な株式価値の向上につながる。このため、全体相場の下げに押された形で下げた場面では絶好の仕込み場となったようだ。
第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)は売上高が前年同期比11.8%増の431億2百万円となり、営業利益は同25.9%増の41億54百万円だった。ITサービス事業の部門売上高が同12.1%増加し、デジタルソリューション事業も同8.3%増加するなど好調に推移。親会社株主に帰属する連結四半期純利益は同22.0%増の29億26百万円だった。今期・25年3月期の連結業績予想は、売上高、各利益とも連続で最高を更新する見透しを継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)