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■実質的な株式価値が向上、株主還元の充実に寄与
ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は2月26日、再び出直りを強める相場となり、1935円(53円高)まで上げた後も堅調に売買され、4日ぶりに1900円台を回復している。2月17日に東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」を通じて発行済株式総数の6.6%に相当する106万6800株の自社株買いを実施。実質的な株式価値の向上を通じた株主還元の充実などにつながるため、好感されている。
2月14日に発表した第3四半期決算(24年4~12月・累計/連結)は、前期に鳥インフルエンザの影響を受けてタマゴ加工品の販売制限などを行った事態が正常化し、価格改定の効果もあり、売上高は前年同期比5.1%増の705億37百万円となった。営業利益は同97.3%増の45億90百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益も同96.5%増の32億44百万円となった。3月通期の予想は純利益などが過去最高を更新する見通しを継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)