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■統合を要因に今3月期の業績を未定とし遠からず動きがあるとの見方も
日本アンテナ<6930>(東証スタンダード)は2月26日、再び出直りを強める相場となり、629円(22円高)まで上げた後も堅調な気配値を続け、ここ半年間の安値圏から持ち直している。エレコム<6750>(東証プライム)グループとの経営統合に向けて動いており、2月13日に発表した第3四半期決算で営業・経常損益の赤字が15分の1に急改善したことなどと合わせて注目が強いようだ。
第3四半期決算では、今3月期の業績見通しを開示しなかったが、理由として「現在エレコムグループとの経営統合に向けて検討・協議を進めており、当社グループの業績予想を合理的に算定することが困難であると判断した」(決算短信より)。3月末までに遠からず動きがあるとの見方もあり、株式市場関係者の中には、「仕込んでおいて損のない銘柄」とみて注目する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)