【株式市場】日経平均は95円安、前場の495円安を下値に後場は底堅い

◆日経平均は3万8142円37銭(95円42銭安)、TOPIXは2716.40ポイント(8.30ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億5791万株

 2月26日(水)後場の東京株式市場は、サッポロHD<2501>(東証プライム)やサントリー食品インター<2587>(東証プライム)が一段と上げるなど、ディフェンシブ銘柄物色が活発で、日経平均は13時半過ぎまで440円安の3万7800円前後を下値に前場の安値を割らずに推移、その後は次第に持ち直して大引けは小幅安にとどまった。2月末配当・優待銘柄の権利付最終日でファーストリテ<9983>(東証プライム)などが一段ジリ高。電線株も台湾の海底ケーブル切断など材料視されてしっかり。

 後場は、ユーグレナ<2931>(東証プライム)が一段と上げ再生航空燃料事業や業績回復など買う様子。ケンコーマヨ<2915>(東証プライム)も一段と上げ今期の最高益期待など強まる様子。ノジマ<7419>(東証プライム)も一段と上げ19日に開始した自社株買いへの期待や新生活応援セール好調の見方。エコナックHD<3521>(東証スタンダード)は後場寄りから急伸し業績予想の増額修正と1969年以来の復配を好感。カンロ<2216>(東証スタンダード)は14時頃から一段と上げディフェンシブ銘柄物色の出遅れの見方。アディッシュ<7093>(東証グロース)は後場買い気配のままstop高を続け韓国のAIマーケティング自動化企業との提携を材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は18億5791万株(前引けは8億6459万株)、売買代金は4兆5360億円(同2兆1400億円)。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は619(前引けは303)銘柄、値下がり銘柄数は948(同1297)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、食料品、海運、陸運、医薬品、非鉄金属、輸送用機器、精密機器、その他金融、繊維製品、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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