科研製薬が27日から自己株式の取得を開始、5月末には消却も実施

■取得株式総数は180万株(上限:発行済株式総数の4.52%)

 科研製薬<4521>(東証プライム)は2月26日の通常取引終了後、自己株式の取得(自社株買い)と、これにより取得することができる株式総数に相当する株式の消却を発表した。

 自社株買いは、取得株式総数が180万株(上限:自己株式を除く発行済株式総数の4.52%)、取得総額は90億円(上限)。取得期間は2025年2月27日から同年9月30日まで。

 また、自己株式の消却は、普通株式180万株(自己株式を含む消却前の発行済株式総数に対する割合3.91%)を25年5月30日付(予定)で実施するとした。

 同社では、株主に対する継続的な利益還元を重要な経営目標と位置づけており、「長期経営計画2031」においても継続的・安定的な配当と機動的な自己株式取得を実施することとし、具体的な株主還元方針として、配当性向30%以上、総還元性向50%以上とすることを目安としている。

 今回の自己株式の取得は、株主還元の強化及び資本効率の向上等を図るとともに、25年1月17日に払込みを完了した自己株式の処分にともなう株式の希薄化に対応するためのものになる。さらに、本自己株式取得により取得することができる株式の総数に相当する株式を、消却することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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