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■「不動産のキャピタルリサイクルによる成長戦略」に期待強い
西武HD(西武ホールディングス)<9024>(東証プライム)は2月27日、次第高となって出直り幅を拡げ、午前10時過ぎには5%高の3220円(155円高)まで上げ、約1週間ぶりに3200円台を回復している。2024年12月に発表した「東京ガーデンテラス紀尾井町」の流動化では、資産譲渡実行日を明日、25年2月28日(予定)と開示済み。このため、「不動産のキャピタルリサイクルによる成長戦略」(発表資料)に注目と期待が再燃する様子がある。
24年12月に「東京ガーデンテラス紀尾井町」の信託受益権等を米ブラックストーン(Blackstone Inc.)インクに譲渡すると発表した。譲渡価額(約4000億円)および24年11月30日時点の帳簿価額を前提とした場合の譲渡益は約2604億円程度(本件取引に関連するアドバイザリー費用等を含みません)となる見通し。同社は、24年5月に公表した「西武グループ長期戦略2035」に基づき、重点戦略の一つである「不動産事業を核とした成長戦略」をテーマにキャピタルリサイクルを推進している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)