マーケットエンタープライズ、愛知県阿久比町が粗大ごみ増加の3月を前に不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始
- 2025/2/27 15:57
- プレスリリース
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■新施策導入によるリユース促進へ
愛知県知多郡阿久比町(町長:田中 清高)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2025年2月27日(木)に、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、阿久比町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指すものである。
■背景・経緯
阿久比町では、粗大ごみ回収場所でリユースを促す看板を設置しているが、粗大ごみとして出される不要品の中にはリユース可能なものが多く含まれている。このことから町では、町民へのリユースの周知や啓蒙を課題と捉え、リユース促進につながる新たな施策導入の可能性を模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、マーケットエンタープライズが阿久比町に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。
■「おいくら」とは・・・
おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ130万人(2024年6月末日)の方に利用されている。
■阿久比町の課題と「おいくら」による解決策
阿久比町では、2ヶ月に1回、指定の集積所にて粗大ごみ収集を無料で行なっているが、大型品や重量のあるものでも、町民が自宅の外へ運び出す必要がある。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、町では回収していない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、町民のサービス利用はもちろん、町の費用負担もない。
■今後について
2月27日(木)16時(公開時間が前後する可能性がある)に阿久比町ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。阿久比町と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、本取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを町民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、町民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。
■愛知県知多郡阿久比町
阿久比町は、知多半島の真ん中に位置し、田園風景広がる緑豊かで住みよい町である。町の中心に名古屋鉄道河和線の特急停車駅「阿久比駅」と知多半島道路の阿久比インターチェンジがあり、名古屋や西三河、中部国際空港まで30分圏内という都市近郊の利便性も併せ持っている。栄養素を豊富に含んだ土壌は肥料持ちや水持ちにも優れ、温暖な気候も相まって、古くから「阿久比米」の産地として知られるなど、野菜作りを含めた農業が盛んな土地柄である。
・人口:28,076人(男性13,889人、女性14,187人)(2025年1月1日)
・世帯数:11,116世帯(2025年1月1日)
・面積:23.80平方キロメートル(2025年1月1日)
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)