伊藤忠商事は続伸基調で始まる、セブン&アイ・HDへの買収提案を終了、負担軽減など好感の様子

■昨日急落のセブン&アイ・HDも今朝は反発で始まる

 伊藤忠商事<8001>(東証プライム)は2月28日、続伸基調で始まり、取引開始後は6910円(136円高)まで上げて日経平均の500円安に逆行高となっている。27日午前、「セブン&アイ・ホールディングス買収提案に関する検討終了について」を発表し、負担軽減になることなどが買い材料視されているようだ。

 伊藤忠商事は、セブン&アイ・HD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)の創業家グループらとともにセブン&アイ・HDの買収をめざしてきたが、27日午前、「この度、本件検討を終了した」と発表した。一方、セブン&アイ・HDも27日午前、「代表取締役副社長である伊藤順朗氏及び伊藤興業株式会社から、当社買収に関する正式提案に必要となる資金調達の目途が立たなくなったとの連絡を受領した」などと発表した。創業家の伊藤氏らと伊藤忠商事による買収提案は白紙に戻った。セブン&アイ・HDの株価も28日は反発して始まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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