
■広義の株主還元(株式価値の向上)になり期待強まる
愛知製鋼<5482>(東証プライム)は2月28日、小安く始まったあと切り返して8%高の7300円(540円高)まで上げ、2日前につけた上場来の高値7950円に向けて出直っている。27日17時に自己株式の取得(自社株買い)と、これにより取得する自己株式の全株式数の消却を発表、広義の株主還元(株式価値の向上)が好感され、日経平均900円安に逆行高となっている。
自社株買いは、上限株数65万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.3%)、取得総額 43億9400万円。28日午前8時45分の東証自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で委託執行する。さらに、これにより取得した全株式を25年3月14日(予定)付で消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)