【株式市場】前場の日経平均は1074円安、トランプ関税や米半導体株の大幅安を受け昨年9月以来の水準に戻る

◆日経平均は3万7182円09銭(1074円08銭安)、TOPIXは2684.96ポイント(51.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億7956万株、

 2月28日(金)前場の東京株式市場は、米トランプ大統領のカナダ、メキシコ、中国への関税が予定通り3月4日から発動されると伝えられたことや米半導体株指数の6%を超える大幅安などを受け、日経平均は400円安で始まり、午前9時20分には800円安、同40分には1000円安と下げ幅を広げた。前引け間際には一時1181円47銭安(3万7074円70銭)まで下押し、2024年9月19日以来の水準に戻った。中で、愛知製鋼<5482>(東証プライム)は自社株買いと消却が好感されて値上がりし、北陸電力<9505>(東証プライム)は業績・配当予想の増額が好感されて出直り拡大。セブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)は小反発。

 GMOインターネット<4784>(東証プライム)は電子契約サービス「GMOサイン」を滋賀県が本格導入との発表など材料視され3日続伸。わかもと製薬<4512>(東証スタンダード)は投資会社による保有が判明とされて一段高。ジェネレーションパス<3195>(東証グロース)は特許を好感した急騰相場に株主優待の新設発表が加わり買い気配のまま一段高のストップ高。Smile Holdings<7084>(東証グロース)は初配当(25年3月期に95円)など連日好感され一段高。

 新規上場のTENTIAL<325A>(東証グロース)は、午前10時前に2600円(公開価格2000円の30%高)で初値をつけ、その後2879円(同44%高)まで上げる場面を見せて前引けは2438円(同22%高)となった。

 東証プライム市場の出来高概算は8億7956万株、売買代金は2兆1174億円。プライム上場1639銘柄のうち、値上がり銘柄数は321銘柄、値下がり銘柄数は1257銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、鉱業、電力ガス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  2. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…
  3. ■脱炭素とデジタル革新:万博から広がるビジネスチャンス  本日2025年4月13日に開幕した大阪・…
  4. ■関税不安の裏で進む金市場の静かな熱気  トランプ関税による世界同時不況懸念が強まり、金先物価格が…
  5. ■トランプ政権の暴走がもたらすリスク回避の波  こんな言い方をしたら今の若い市場参加者の方々にはイ…
  6. ■関税応酬が金融市場を直撃!パンデミック以来の暴落規模に  2025年4月4日、ニューヨーク株式市…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る