大和コンピューター、IT駆使の高級メロン「i MELON」販売開始、廃棄ロス削減も

■年間100玉限定、ITで品質管理された最高級メロン

 大和コンピューター<3816>(東証スタンダード)は2月28日、ITを活用し栽培した高級メロンの新ブランド『i MELON(アイメロン)』を3月3日から販売を開始すると発表。このメロンは、同社が開発したITサービスを駆使し、品質安定と作業効率を追求した最上位グレードのメロンだ。年間100玉限定で、ECサイトにて販売される。また、同時に規格外メロンをアップサイクルしたメロンリキュール『月とメロン』も発売し、廃棄ロス削減と新たな価値創造を目指していく。

 『i MELON(アイメロン)』は、1本の木から1果のみを育てることで高品質を維持し、糖度14度以上を確保している。温室ハウス栽培により年中出荷体制を確立し、高貴な香りと上品な美味しさが特徴。栽培には、温湿度や成長度合いをITで管理制御するシステムや、自動的に液肥を追加できる養液栽培を採用している。これにより、重労働作業の負担を軽減し、新規就農人口減少の抑制と環境負荷の低減を目指していく。

 一方、『月とメロン』は、外観の傷により規格外品となったメロンをアップサイクルしたリキュールだ。メロンのフレッシュな香りと豊かな味わいを活かし、廃棄ロス削減と新たな価値創造を実現する。また、このリキュールには、同社のRFID新サービス「NFC Link2(エヌエフシーリンクリンク)」が導入されており、スマートフォンで首掛けにタッチすることで、従来のリキュールとは異なる体験を提供する。大和コンピューターは、これらの新ブランドを通じて、持続可能な農業の実現と規格外品の利活用を推進し、「農業×IT」で日本の農業課題解決を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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