フライトソリューションズ、三菱UFJ銀行と協業開始、決済ネットワーク「SP-NET」と連携し市場開拓を強化
- 2025/3/3 16:30
- IR企業情報
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フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は3月3日、三菱UFJ銀行と協業し、三菱UFJ銀行が提供する決済ネットワーク「SP-NET」を活用した市場開拓を開始すると発表。
近年、飲食業界を中心に人手不足が深刻化する中、業務効率化や人件費削減を目的としたDX化が進んでいる。特にキャッシュレス決済の導入は、利用店舗を選ぶ際の基準の一つとなり、集客効果の面でも普及が加速している。フライトが展開する「Tapion(タピオン)タブレット」も、タッチパネル操作による注文から決済までをワンストップで完結する省人化ソリューションとして、今後さらなる需要の高まりが期待される。
しかし、客単価が少額の事業者にとって、キャッシュレス決済の手数料は導入の大きな障壁となっている。そこでフライトは、三菱UFJ銀行の決済ネットワーク「SP-NET」と自社のソリューションを接続し、決済処理の運用コストを抑えた決済サービスを提供する。
三菱UFJ銀行の「SP-NET」は、「Simple Payment」というコンセプトのもと、必要な機能に特化することで決済処理コストを大幅に削減している。特に少額市場では、リボ払い・分割払い・ポイントカード連携などの複雑な処理が不要であるため、「SP-NET」を活用することで、飲料自販機などの少額市場でもクレジットカード決済が可能となる。この「SP-NET」とフライトのソリューションを組み合わせることで、事業者の導入効果を最大化し、少額決済事業者への市場展開を促進する。また、現在、大手企業の食堂でこの決済システムの運用を順次開始しており、社会実装の実績を着実に構築している。
今後もフライトは三菱UFJ銀行との協業を通じ、加速するIT社会に対応できるよう事業者を支援し、平等で健全なキャッシュレス社会の実現を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)