トヨタ、2025年度株主優待制度を導入、長期保有者に特典を提供

■100株以上の保有でTOYOTA Wallet残高を進呈、抽選でレースチケットや限定アイテムも

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月3日、株主の支援への感謝と長期的な株式保有を促すため、2025年度の株主優待制度を新たに導入すると発表。100株以上を保有する株主を対象に、TOYOTA Wallet残高が進呈され、保有株数や期間に応じて最大3万円分が付与される。また、希望者には抽選でレース観戦チケットや環境配慮型アイテムの提供も行う。

 レース観戦チケットは、FIA世界耐久選手権(富士6時間耐久レース)、全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパー耐久シリーズの3種類が用意され、それぞれ1,000名に当選のチャンスがある。加えて、TOYOTA UPCYCLEプロジェクトの一環として、エアバッグ素材や高級レザー端材を活用したトートバッグやペンケースが抽選で配布される。

 株主優待の申し込み方法は、2025年3月末時点の株主へ送付される通知に記載される。TOYOTA Wallet残高の付与は5月下旬、レースチケットやTOYOTA UPCYCLEアイテムの発送は8月以降を予定している。トヨタは、持続可能な社会の実現を目指し、株主との関係強化を図る考えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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