
■重工株の中では値動き軽いとされ買いが集まりやすい様子
IHI<7013>(東証プライム)は3月4日、一段と出直る相場となり、午前10時にかけて6%高の9934円(526円高)まで上げる場面をみせ、約2週間前につけた上場来の高値9990円に迫っている。米トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が決裂したことを受け、週明け3日から防衛関連株の値動きが強まっている上、4日は「海運投資、日本勢3.7兆円、輸送力3割増」(日本経済新聞3月4日付朝刊)と伝えられたことも買い材料視されている。
防衛・造船関連株は、米トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談決裂を受け、台湾や尖閣諸島などに問題が発生した場合に日本もウクライナと似た状況に置かれかねないとの見方が台頭し、三菱重工<7011>(東証プライム)、川崎重工<7012>(東証プライム)などを中心に動意を強めている。中でIHIは値動きが軽いとされ、買いが集まりやすいようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)