ソリトンシステムズは後場もジリ高、「サイバー防御で国産ソフト優先」と伝えられ連想買い

■「経済安保の観点から新たなサイバーセキュリティー対策」に乗る期待

 ソリトンシステムズ<3040>(東証プライム)は3月4日、前後場ともジリ高の相場となり、15時を過ぎて1189円(56円高)まで上げて出直りを強めている。ITセキュリティソフト開発などを行い、「政府、サイバー防御で国産ソフト優先調達、開発を支援」(日本経済新聞3月4日付朝刊)と伝えられたことを受け、連想買いが広がったとみられている。

 報道によると、経済産業省が近く「サイバーセキュリティ産業振興戦略」を初めて打ち出す。「経済安全保障の観点から新たなサイバーセキュリティー対策をまとめる。国産ソフトを優先調達することを柱に国内産業を育成し、海外製品に依存している現状からの脱却を目指す。国産製品の開発補助、人材育成や技術の標準化もあわせて進める」という。これを受け、4日の株式市場では、日経平均やTOPIXが大幅反落となっている中でバリオセキュア<4494>(東証スタンダード)、FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)なども大きく値上がりしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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