FRONTEOと塩野義製薬が共同開発、「会話型認知機能検査用AIプログラム医療機器(SDS-881)」の治験届を提出

■厚労省が優先審査、2026年度承認目指す

 FRONTEO<2158>(東証グロース)と塩野義製薬<4507>(東証プライム)は3月4日、革新的な認知機能検査用AIプログラム「SDS-881」の治験届をPMDAに提出したと発表。同プログラムは、患者と医療従事者の自由会話を特化型AI「KIBIT」で解析し、認知機能低下の可能性を短時間かつ高精度に判定する画期的な医療機器である。

 この医療機器は、2024年2月に両社が締結した戦略的業務提携に基づいて開発された。厚生労働省からすでに優先審査対象品目の指定を受けており、2026年度の承認取得を目指している。AIの活用により、医師の診断支援と患者・医療者の負担軽減、さらには認知症の早期発見・早期治療への貢献が期待されている。

 FRONTEOは、独自の自然言語処理技術を活かした「KIBIT」により、様々な社会課題の解決に取り組んでいる。医療分野にとどまらず、創薬、ビジネスインテリジェンス、経済安全保障など多岐にわたる領域で、イノベーションの創出と社会実装を推進している企業として注目を集めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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