
■情報セグメント、公共セグメントなど下期も好調続く見込み
内田洋行<8057>(東証プライム)は3月5日、買い気配で始まった後11%高の7570円(730円高)まで上げ、一気に約6カ月ぶりの7500円台に進んでいる。4日15時30分に第2四半期決算と通期業績予想の増額修正を発表し、好感買いが先行している。
第2四半期決算(中間期、2024年7月21日~25年1月20日・連結)は売上高が前年同期比14.0%増加し、営業利益は同21.1%増加など好調だった。第1四半期はインボイス制度に伴う需要の反動減があったが、第2四半期に教育ICTビジネスの需要などがあり拡大した。下期は、情報セグメントが大手企業向けライセンス事業やIT関連が引き続き堅調に推移しており、公共セグメントは、自治体の標準化案件が開始することなどから期初計画を上回って推移すると予想する。7月通期の連結業績予想は、売上高を24年9月に開示した前回予想比2.3%上回る見込みに見直し、営業利益は同5.0%上回る見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同4.2%上回る見込みに見直した。売上高、各利益とも最高を更新する見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)