【株式市場】前場の日経平均は25円高、円相場の反落や関税緩和期待などで一時205円高

◆日経平均は3万7356円44銭(25円26銭高)、TOPIXは2709.86ポイント(0.32ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億8640万株

 3月5日(水)前場の東京株式市場は、円相場が海外市場から反落して帰ってきた上、米商務長官が対カナダ・メキシコ関税緩和の可能性に言及したと伝えられたことなどを受け、日経平均は取引開始後に205円05銭高(3万7536円23銭)まで上げ、その後は日本時間の午前11時に予定されるトランプ大統領の議会演説を待つ雰囲気となったが前引けも小高かった。欧州主要国の国防費拡大の動きなどを受け川崎重工<7012>(東証プライム)が高値更新など重工3銘柄が連日活況高。米半導体株指数の反発を受けアドバンテスト<6857>(東証プライム)などもしっかり。台湾企業の対米巨額投資などを受け古河電工<5801>(東証プライム)なども高い。

 高圧ガス<4097>(東証プライム)が急伸し大株主による株式売り出しの中止を好感。マルマエ<6264>(東証プライム)は業績予想の増額と高純度アルミ企業の子会社化が好感され急出直り。フライトS<3753>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高となりタッチ決済ソリューションの利用拡大に関する連日の発表を好感。セキド<9878>(東証スタンダード)は株主優待の一部拡充が好感されストップ高。Welby<4438>(東証グロース)は医療費アップによる健康管理需拡大期待などで出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は8億8640万株、売買代金は2兆3061億円。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は956銘柄、値下がり銘柄数は605銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が値上がりし、非鉄金属、輸送用機器、繊維製品、金属製品、海運、化学、水産農林、建設、機械、鉱業、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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