
■西・東日本は平年並〜やや早く、北日本は例年より早い開花予想
ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は2025年の「第五回桜開花予想」を発表した。今年の桜の開花は、西日本と東日本では平年並~やや早く、北日本では平年よりやや早い~非常に早い予想である。全国で最も早く咲くのは東京と宮崎で、3月21日に開花する見込みだ。その翌日には鹿児島、福岡、高知、横浜が続き、3月下旬には西日本や東日本の各地で開花が進む見通しである。東北南部では4月上旬から、北海道では4月下旬から開花が始まる。
■全国1,200か所以上の名所を対象に開花予想を発表
ウェザーニューズは全国1,200か所以上の桜名所の開花・満開予想を公開した。例えば、熊本城では3月22日、京都・嵐山では3月28日、長野・高遠城址公園では4月4日が開花予想日となっている。北海道では函館の五稜郭公園が4月22日に開花する予定だ。各名所の詳細な開花情報は、ウェザーニューズの公式アプリやウェブサイト「さくら開花情報」で随時更新される。
■九州南部では開花時期が前回予想より早まる
今回の予想では、九州南部の開花が前回発表(2月26日)より2~3日早まる見込みである。これは寒気の影響が少なくなると見られるためだ。特に、宮崎の開花は3月21日、鹿児島は3月22日と予想されており、例年より早めの花見計画が求められる。また、西・東日本では開花から1週間程度で満開になる地点が多く、北日本でも開花後5日ほどで見頃を迎えると予想される。北海道では、平年より1週間ほど早く開花する地域が多い。
■「桜のつぼみ調査」から生長状況を分析、今後の天候が鍵に
ウェザーニューズでは、全国のユーザーとともに「桜のつぼみ調査」を実施し、開花予想の精度向上を図っている。現在、西日本や東日本ではつぼみの先端が黄色に変化し始め、東北でも成長が進んでいる。今後は気温の変動が大きくなり、寒気の影響でつぼみの生長が一時的に停滞する可能性もあるが、晴れた日には日差しの暖かさで開花が進むと見られる。最新の開花予想は毎週水曜日に発表される予定であり、次回の「第六回桜開花予想」は3月12日に公開される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)