エムスリーがイーウェルを子会社化、治療から予防へ、包括的な健康支援モデルを構築

■33万人の医療プラットフォームが福利厚生サービスと連携

 エムスリー<2413>(東証プライム)は3月5日、東急不動産ホールディングス<3289>(東証プライム)グループの東急不動産が保有するイーウェルの株式を取得し、連結子会社化することを決定したと発表。同買収の目的は、両社の強みを活かし、疾病予防と健康支援のサービスを拡大することにある。

 エムスリーは医療従事者向けプラットフォーム「m3.com」を運営し、イーウェルは福利厚生や健康サービスに強みを持つ。今回の買収により、単なる治療から予防へと医療サービスの視点を転換し、企業や従業員の健康をより包括的にサポートする戦略を描いている。

 また、東急不動産とは今後もヘルスケア領域で協業を継続し、オンライン診療サービスなど新たな付加価値を創出する計画である。株式取得は2025年4月1日を予定しており、取得価額は概算で102億6000万円となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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