ワイヤレスゲートはフォン・ジャパンに関する株主間契約を締結

IR企業情報

■フォン・ジャパンは持分法適用会社に
 
 ワイヤレスゲート<9419>(東マ)は9日、さる10月15日に公表のとおり、Fon Wireless Limited(イギリス・ロンドン「FON Ltd.」)との間でフォン・ジャパン(東京都・港区)の株式取得及び業務提携に関して「MOU」を締結、また、30日にはフォン・ジャパン株式の取得に関する株式譲渡契約の締結を公表した。その後、同「MOU」に基づき詳細の検討を進め、本日9日付けでフォン・ジャパン及びその他の株主との間で株主間契約を締結すると発表した。株式の譲渡日は11月9日を予定。

 FON社は、世界に1700万以上のWi-Fiスポットを持つ世界最大のグローバルWi-Fiコミュニティーであり、業務提携によりワイヤレスゲートのワイヤレス・ブロードバンドサービスにFON社のグローバルWi-Fiインフラを組み合わせたサービスを共同開発し、提供する予定である。また、フォン・ジャパンと共に国内の観光地などに20万以上の公衆FONスポットの導入を進め、インバウンドニーズにも対応した新たな訪日観光事業も共同で展開する予定だ。

 株式取得は、FON社が保有するフォン・ジャパンの普通株式の一部(発行済株式総数の30%)を売買により1200万ユーロで取得する。これにより、ワイヤレスゲートはフォン・ジャパンを持分法適用会社とする。

 また、ワイヤレスゲートは締結予定の株主間契約上、フォン・ジャパンに対して取締役1名を派遣する権利を取得することが想定される。なお、フォン・ジャパンの普通株式の一部取得と平行して、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)及びフォン・ジャパンの代表取締役によるフォン・ジャパンの普通株式の一部取得が進められており、これに伴い、株主間契約は、フォン・ジャパン、FON Ltd.、CCC、フォン・ジャパンの代表取締役及びワイヤレスゲートの間で締結する予定である。

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