
■前12月期は「中国での減収続く」と評される、中国の景気回復が焦点に
資生堂<4911>(東証プライム)は3月7日、出直り継続で始まり、取引開始後は2899.0円(89.5円高)まで上げ、日経平均の600円安などに逆行高となっている。中国が全人代(全国人民代表大会)で経済成長率5%を掲げたことや金融政策当局による政策金利の適時引き下げ方針を受け、中国事業の回復に期待する動きが強まったようだ。
同社の前12月期(2024年12月期)の業績は、「資生堂、中国での減収続く、前期一転、4年ぶり最終赤字」(日本経済新聞2月11日付朝刊)と伝えられるなど、中国の景気後退が少なからず影響を与えた形になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)