高圧ガスは一段高、直近の下げを奪回し「倍返し」コースだが全体相場の急落は逆風に

■株式売出しを中止、売出し発表で下げたが早々に回復しさらに上値を指向

 高圧ガス工業<4097>(東証プライム)は3月7日、一段と出直る相場となり、918円(40円高)まで上げた後も堅調で、2024年11月以来の900円台に進んでいる。3月4日の夕方に株式売出しの中止を発表。売出しによる株式需給のゆるみ(値下がり要因)が回避されることになり、この日から連騰相場となっている。

 株式売出しは2月21日の夕方に発表し、株価は翌日から居所を一段切り下げて推移した。この間の下げ幅は約130円。売出しの中止を発表した後は、この下げ幅を奪回してさらに上値を追う相場になっており、いわゆる「倍返し」の波動に入ってきたとの見方が出ている。単純計算では980円前後で倍返し達成になる。ただ、7日の株式市場は日経平均が一時847円安となるなど全体相場の下げが厳しく、これが逆風になりかねないとの見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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