【話題株】任天堂はDeNAで下げたが一転ミクシィで期待高まる、値幅5000~6000円の大モミ合い下限付近から出直り周期性に乗るか注目

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任天堂<7974>(東1・売買単位100株)は昨9日までで4日連続高となり、値幅5000~6000円の大きなモミ合いの下限付近から出直ってきた。10月下旬には、DeNA(ディー・エヌ・エー)<2432>と共同開発するスマートフォン向けゲームの配信開始時期を2016年3月頃に順延すると発表して嫌気され急落。しかし、直近になってミクシィ<2121>(東マ)が発表した四半期決算短信に「下期はニンテンドー3DS版『モンスターストライク』や新規ゲームタイトルのリリース(中略)などが見込まれる」とあり、別方向から期待材料が飛び出した形になった。

値幅5000~6000円の大きなモミ合いは5月頃から半年以上も続いており、まだ下限付近から出直ったばかりのため、大きな周期性に乗ればけっこうな値幅が見込めそうな雰囲気がある。西洋流の手法でも「ボックストレード」(往来相場での売買)などと呼ばれて比較的認知度の高い手法になるとされている。

問題は一段高を支援できる材料だが、任天堂はドル預金の量が多いため円安には敏感な面がある。米国の12月利上げ観測が強まれば「ドル高・円安」が進む可能性があり、しばらくは為替にからむ材料性が増しそうだ。また、米国のクリスマス商戦も話題性を兼ねた材料になる可能性がある。

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