サトウ食品は堅調に始まる、「この夏の深刻な米不足で包装餅の需要が高まる」

■第3四半期は売上高7.3%増加、営業利益は22.7%減

 サトウ食品<2923>(東証スタンダード)は3月10日、6690円(70円高)で始まり、今年に入ってからの安値圏から出直る相場となっている。前取引日・7日午後に発表した第3四半期決算(2024年5月~25年1月・累計、連結)で売上高が前年同期比7.3%増加し、営業利益は同22.7%減だったものの、コメ高騰の影響は想定の範囲内と受け止められているようだ。

 パックご飯やきりもちの大手。第3四半期累計期間は、「この夏の深刻な米不足が影響し、包装餅の需要が高まり好調な売れ行き」(決算短信より)だった。利益面では「各種原材料費・物流費の価格高騰の影響」(決算短信より)などにより減益だったが、投資家の事前予想に比べて悪い数字ではなかったようだ。今期・25年4月期の予想は全体に前回予想を据え置き、売上高は前期比5.7%増、営業利益は同21.0%減、などを見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■小規模店の淘汰進むも、残存者は付加価値戦略で業績回復  帝国データバンクの調査によると、2024…
  2. ■企業独自のシステム統合とカスタマイズ可能なAIエージェントを実現  ソフトバンクグループ<998…
  3. ■残コン・戻りコンの有効活用で廃棄物削減を推進  西松建設<1820>(東証プライム)は1月29日…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■年初から57銘柄が優待新設、40銘柄超が拡充・変更  株主優待制度は従来、配当増加や自社株買いと…
  2. ■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方  「まるでマッチポンプ」…
  3. ■「トランプ・ディール」懸念下での投資価値、重複上場株の割安性  今週のコラムでは、米国景気の減速…
  4. ■見直される株主優待制度と重複上場戦略の新展開  ジャパニーズ・スタンダード(日本基準)とグローバ…
  5. ■自己株式取得が救世主に?逆風相場で輝く銘柄を発掘  今週の当コラムは今年1月以降に自己株式取得を…
  6. ■植田日銀総裁vsトランプ大統領、市場は「トランプ・リスク」に戦々恐々  「金曜日の引けピン」とい…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る