
■株価は第3四半期決算の発表を境に回復基調
日本板硝子<5202>(東証プライム)は3月10日、3日続けて戻り高値を更新する相場となり、午前10時40分にかけて5%高の466円(21円高)まで上げて出直りを継続している。「欧州比率大」(会社四季報:東洋経済新報社・新春号)とあって、EUが「ヨーロッパの防衛力強化へ、最大125兆円規模の計画発表」(NHKニュースWEB3月5日6時37分)などと伝えられたことを受け、連想買いや思惑買いが拡大。注目が強まっている。
2月中旬に発表した第3四半期決算(2024年4~12月・累計、IFRS/連結)は、営業利益が前年同期比66.3%減となるなど大幅減益だったが、株価は発表翌日につけた取引時間中の安値319円を下値に反転し回復基調に転じている。3月3日には大和証券から目標株価の引き上げ(370円を400円に見直し)が出た。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)