【株式市場】前場の日経平均は208円高、NY株の大幅反発など好感

◆日経平均は3万7095円85銭(208円68銭高)、TOPIXは2714.54ポイント(5.95ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億8250万株

 3月10日(月)前場の東京株式市場は、NYダウやNASDAQの大幅反発に対し円高観測もあり、日経平均は小高く始まった後一時182円安(3万6705円)まで軟化したが、前引けにかけては226円高(3万7113円)まで上げた。三菱重<7011>(東証プライム)などの重工3銘柄は反落模様に転じたが大阪チタニウム<5726>(東証プライム)などのチタン2銘柄が活況高となりEU諸国の防衛力強化投資など材料視。セブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)は3日続伸基調で下値圏から出直りを続けた。

 日本駐車場開発<2353>(東証プライム)が急伸し四半期決算の大幅増益に急反応。インタートレード<3747>(東証スタンダード)は3日続けて大幅に上げてストップ高となり「暗号資産仲介業」法制化の可能性などに期待継続。富士ピー・エス<1848>(東証スタンダード)も急伸し業績予想の増額修正を好感。BASE<4477>(東証グロース)も急伸しメルコHD<6676>(東証プライム)社長名義の「大量保有報告書」が伝えられ思惑増幅。カバー<5253>(東証グロース)は再び出直り姿勢を見せVチューバ―事務所による初の公式スマホゲームに期待集中。

 東証プライム市場の出来高概算は7億8250万株、売買代金は1兆9337億円。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は944銘柄、値下がり銘柄数は624銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、鉱業、ゴム製品、輸送用機器、サービス、化学、陸運、金属製品、精密機器、卸売、情報通信、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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