
■「大型企画による露出拡大をうけ配信コンテンツ好調」
カバー<5253>(東証グロース)は3月10日、15%高の3085円(411円高)まで上げた後も3000円をはさんで売買され、約1か月ぶりに3000円台を回復する相場となっている。架空のキャラクターに自らを投影してYouTube(ユーチューブ)に投稿・配信する「Vチューバ―」(VirtualYouTuber(バーチャルユーチューバ―)の活動を支援する『ホロライブプロダクション』の運営などを行い、主要都市の飲食店とのコラボの詳細を「3月10日12時にホロスタ公式Xから投稿」と同社のサイトに開示しており、期待が高揚したと見られている。
2月中旬に発表した第3四半期決算(2024年4~12月・累計/単体)は売上高が前年同期比69.2%増加し、営業利益は同83.0%増加となるなど好調に推移。配信/コンテンツ事業のセグメント売上高は「年末の大型企画による露出拡大をうけ、トップタレントを中心に配信コンテンツが好調」(説明資料より)、ライブ/イベント事業のセグメント売上高は前年同期比143.8%増加し、「複数の中大型ライブコンサートの売上及び過去のライブコンサートのブルーレイ売上が好調」(説明資料より)。イベント開催による露出効果が大きいため注目度も高いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)