バルニバービ、不動産SPCエナビードゥーエの普通株式を取得し子会社化

ビジネス 万年筆 メモ

■淡路島プロジェクト関連会社の完全子会社化を決議

 バルニバービ<3418>(東証グロース)は3月11日、取締役会においてエナビードゥーエの普通株式を取得し、完全子会社化することを決議したと発表。エナビードゥーエは淡路島北西海岸での地方創再生プロジェクト「Frogs FARM ATMOSPHERE」のエリア不動産開発を目的として、バルニバービとNECキャピタルソリューションの共同出資により2021年に設立された不動産SPCだ。

 現在のエナビードゥーエの株主はNECキャピタルソリューション<8793>(東証プライム)の100%子会社であるNCSアールイーキャピタルとなっている。バルニバービはNCSアールイーキャピタルから普通株式10株を10万円で取得し、エナビードゥーエへの貸付と金融機関等への借入完済を行うことで金利コストを低減する。これにより、開発エリアにおけるバルニバービの支払家賃(年間約14300万円)を圧縮し、損益の改善を図る狙いがある。

 株式譲渡は2025年3月14日に実行される予定だ。なお、バルニバービはすでにエナビードゥーエの種類株式(無議決権株式)90株を保有しており、今回の普通株式取得によって議決権所有割合は100%となる。また同日、バルニバービからエナビードゥーエに対して85000万円の貸付が行われる予定だ。同件によるバルニバービの2025年7月期業績予想への影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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