東海リースが急伸、業績・配当予想の大幅な増額修正など好感、ストップ高まで2円に迫る

■受注単価アップ、期末配当は60円(前回予想比20円増)に

 東海リース<9761>(東証スタンダード)は3月12日、急伸相場となり、取引開始後に22%高の2241円(398円)まで上げてストップ高まで2円に迫り、その後も2200円前後で売買され2018年以来の2200円台に進んでいる。11日午後に第3四半期決算と今3月期(2025年3月期)の業績・配当予想の大幅な増額修正などを発表し、注目が再燃した。

 今3月期(2025年3月期)の連結売上高の予想は24年4月に開示した前回予想を6.3%上回る見込みになり、営業利益は2.15倍に、親会社株主に帰属する当期純利益は2.18倍になる見込みとした。販売価格の改定などにより受注単価がアップしたことや、原価率が計画に対して3.4ポイント改善したことなどが要因。これを受け、3月期末配当も1株60円の予定(前回予想比20円増、前期比でも20円の増配)に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■小規模店の淘汰進むも、残存者は付加価値戦略で業績回復  帝国データバンクの調査によると、2024…
  2. ■企業独自のシステム統合とカスタマイズ可能なAIエージェントを実現  ソフトバンクグループ<998…
  3. ■残コン・戻りコンの有効活用で廃棄物削減を推進  西松建設<1820>(東証プライム)は1月29日…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■年初から57銘柄が優待新設、40銘柄超が拡充・変更  株主優待制度は従来、配当増加や自社株買いと…
  2. ■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方  「まるでマッチポンプ」…
  3. ■「トランプ・ディール」懸念下での投資価値、重複上場株の割安性  今週のコラムでは、米国景気の減速…
  4. ■見直される株主優待制度と重複上場戦略の新展開  ジャパニーズ・スタンダード(日本基準)とグローバ…
  5. ■自己株式取得が救世主に?逆風相場で輝く銘柄を発掘  今週の当コラムは今年1月以降に自己株式取得を…
  6. ■植田日銀総裁vsトランプ大統領、市場は「トランプ・リスク」に戦々恐々  「金曜日の引けピン」とい…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る