【株式市場】前場の日経平均は105円高、円安など好感されて買い直され銀行株なども高い

◆日経平均は3万6898円83銭(105円72銭高)、TOPIXは2695.86ポイント(25.14ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億8285万株

 3月12日(水)前場の東京株式市場は、円相場が1円前後の円安で始まったことなどを受け、日経平均は取引開始後に163円高の3万6956円まで上げ、その後は一進一退に転じたが前引けまで堅調に推移した。日銀総裁の衆議院での答弁を受けて長期金利が強含み、三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)などが強く、防衛関連株も三菱重工<7011>(東証プライム)など軒並み反発した。

 ウクライナとロシアが30日間の停戦に応じる可能性が出てきたとされ日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は安い。ワールド<3612>(東証プライム)はみずほ証券による投資判断など好感され急激に出直り、東海リース<9761>(東証スタンダード)は業績・配当予想の大幅増額を受け急伸。ジィ・シィ企画<4073>(東証グロース)はトランザクション・メディアN<5258>(東証グロース)との提携深化が好感され2日連続ストップ高。Syns<290A>(東証グロース)は野村證券による投資判断など好感されて急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億8285万株、売買代金は2兆1260億円。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は1043銘柄、値下がり銘柄数は526銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、銀行、保険、非鉄金属、証券商品先物、電力ガス、電気機器、機械、精密機器、石油石炭、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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