
■業績は好調で前12月期は営業利益・経常利益とも過去最高益
ワシントンホテル<4691>(東証スタンダード)は3月13日、次第高となり、午前11時にかけて7%高の1230円(80円高)まで上げて1週間前につけた2020年以来の高値1237円に迫っている。「大阪万博まで1カ月、ホテル予約2倍」(日経電子版3月13日早朝)と伝えられ、ホテル関連株への注目が再燃している中で、同社の前12月期(2024年12月期)の連結業績が「営業利益・経常利益ともに過去最高益、当期純利益も過去最高水準」(決算説明資料より)だったことを再評価して注目し直す動きが出ているようだ。
関西地区での展開は多くないが、関西空港に近い「関西エアポートワシントンホテル」「関空泉大津ワシントンホテル」は強味になるとの見方がある。今期・2025年12月期の業績予想は「引き続き、インバウンドを中心とした市場環境の好調は継続すると想定」「既存事業におけるコスト増加を増収により吸収」「WHG事業での客室改装や、リゾート事業での箱根ホテル小涌園増室および三河屋旅館本館改修」などで連続最高益に進む見通しとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)