
■業績は好調、半導体関連はAI需要に牽引されて堅調
アルコニックス<3036>(東証プライム)は3月13日の後場、一段と強い値動きの相場となり、13時を過ぎて1557円(20円高)まで上げて2025年に入ってからの高値を更新している。商社機能と製造業を融合する非鉄金属の総合企業で、「中国が規制拡大、レアメタル高騰(後略)」(日本経済新聞3月13日付朝刊)と伝えられたことなどを受けて注目が再燃している。
2025年3月期の第3四半期(2024年4~12月・累計、連結)は、自動車関連が引き続き苦戦したものの、半導体関連はAI需要に牽引されて堅調だった。ニッケルは下落基調が続き、アルミ・銅は平均値で前年同期比上昇した。製造セグメントでの原価上昇分の価格転嫁も進展し、利益率は改善した。3月通期の連結業績予想は、第3四半期決算を発表した2月18日の時点では前回予想を据え置いたが、配当は1株につき中間32円、期末32円、合わせて年間で64円(期初予想から6円、前期実績から9円の増配)を⾒込むとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)