大林組が完成工事利益率の向上などで業績予想を増額し後場一段高

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 大林組<1802>(東1・売買単位千株)は13時30分に第2四半期の連結決算(2015年4~9月累計)を発表し、完成工事利益率が向上する見込みになったことなどから、3月通期の連結純利益の予想を従来予想比67%増額修正。株価は発表前の1060円(12円高)前後から急動意となって1082円(34円高)と上値を追った。

 増額後の通期予想1株利益は69円66銭。株価水準はPER16倍前後となり、割高感はそれほど意識しなくて済む水準になったといえる。10月中旬に1152円まで上げ、2000年以降の最高値をつけたばかり。この頃よりも業績見通しが拡大したため、理屈の上からは高値更新相場に進んでも不自然ではなくなった形になる。

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