北國銀行、次期コアバンキングにマルチLLM導入へ、AI活用で開発効率を大幅向上

■旧プログラムの自動変換・仕様書からのコード生成をAIが実現

 北國フィナンシャルホールディングス<7381>(東証プライム)と北國銀行は3月14日、次期コアバンキングプロジェクトの開発効率向上を目的に、マルチLLM(Large Language Model)の導入を決定したと発表。採用するのはMicrosoftのAzure OpenAI ServiceとGoogleのGeminiであり、旧プログラムの自動変換や仕様書からのプログラム生成など、AIを活用した業務プロセスの自動化を進める。

 この取り組みにより、開発期間の短縮と品質向上を図り、金融システムのモダナイズを実現する。設計フェーズは3月に完了し、4月から製造フェーズへ移行。マルチLLMの活用により、コード変換・仕様書作成・自動テスト生成など、多様な業務での効果が期待される。

 MicrosoftとGoogleも技術支援を行い、次世代金融システムの構築を支援する。北國銀行は今後もAI技術を活用し、生産性向上とシステムの高度化を推進していく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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