群馬銀行と第四北越FGが一段高、「経営統合を含めた経営戦略について検討」とされ買い先行

■第四北越FGは業績予想と配当予想の増額修正も発表

 群馬銀行<8334>(東証プライム)は3月17日、一段高で始まり、取引開始後は1237.0円(26.0円高)まで上げて2000年以降の高値を更新し、第四北越FG(第四北越フィナンシャルグループ)<7327>(東証プライム)は3220円(215円高)まで上げ、フィナンシャルグループ発足後の高値を更新している。

 17日朝、ともに「一部報道について」を発表し、両社の経営統合観測を伝えた日経ビジネスの3月14日付の記事に対し、「当行が発表したものではない」(群銀、第四北越FG)、「従前より、経営統合を含めた経営戦略について検討を行っているが、現時点で決定している具体的な事実はない」(同)などとした。経営統合への検討については否定していない文面になり、注目が強まった。

 第四北越FGは14日正午に業績予想と配当予想の増額修正を発表し、今期・2025年3月期末配当を1株につき前回予想比14円増の70円の予定((株式分割前換算では28円増の140円)に見直した。グループ一体でのコンサルティング機能の発揮により法人向け役務収益が好調に推移していることに加え、市場金利の上昇効果などが寄与する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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