住友鉱が出直り強める、CO2をプラスチック原料などに変換し再資源化する技術に期待、金相場3000ドル台も好感

■京都大学との共同研究でCO2の再資源化技術に取り組む

 住友金属鉱山<5713>(東証プライム)は3月18日、出直りを強めて始まり、取引開始後に5%高の3475.0円(154.0円高)まで上げ、3日続伸基調となっている。11日付で、京都大学との共同研究により、光エネルギーを利用してCO2をプラスチックの原料となるCO等へ変換する技術を開発し温室効果ガスであるCO2の再資源化に道をひらくと発表して注目されている。また、「金」相場が数日前からNY市場で史上初の3000ドル台に乗っていることなども買い材料視されている。

 3月11日、二酸化炭素(CO2)を従来比約30倍の変換効率で一酸化炭素(CO)へ還元する紫外光応答型光触媒を産学共同で開発したと発表。従来比約30倍の変換効率を示し、本技術確立により、温室効果ガスであるCO2を再資源化するとともに、より少ない石油資源でプラスチック等を生産することが可能となる、などとした。株価は昨年来の安値圏から出直り始めたばかりの位置にあり、当面は自律反発の域を出ないと見る場合でも反発幅には余裕があるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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