
■日本人投手対決で熱狂!MLB東京開幕戦がもたらす経済と投資のうねり
2025年のMLB開幕戦「カブス×ドジャース」が東京ドームで開催される。この歴史的な試合では、MLB史上初となる日本人同士の開幕投手対決が実現し、大谷翔平をはじめとするスーパースターたちの活躍が期待されている。しかし、注目すべきは試合だけではない。この一大イベントがもたらす経済効果は総額約250億円以上とも予測され、株式市場にも大きな影響を与えると見込まれている。
■チケット価格150万円の異常事態
開幕戦の最大の見どころは、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸とシカゴ・カブスの今永昇太による歴史的な日本人開幕投手対決だ。山本はワールドシリーズ制覇に貢献したエースであり、今永はカブスで安定した成績を残す左腕として知られる。
そして最大の注目は、大谷翔平の存在だ。ドジャース移籍後、2年連続で満票MVPを獲得し、50本塁打・50盗塁という前人未踏の記録を達成した。また、カブスの主軸打者として成長した鈴木誠也や、ドジャースの新星投手・佐々木朗希の活躍にも期待が高まる。
さらに、両チームは事前に阪神タイガースや読売ジャイアンツとのエキシビションゲームを行い、全試合が満員となった。チケット価格は高騰し、一部では再販価格が150万円に達するなど、異常な盛り上がりを見せている。
■経済効果は推定約250億円超とも
東京開幕戦がもたらす経済効果は多岐にわたる。チケット販売による収益は約30億円規模と見込まれ、訪日外国人観戦客約10万人による宿泊費や観光消費で約90億円の効果が予測されている。大谷翔平関連商品を含む公式グッズ売上は約50億円、メディア・広告収益は約70億円規模と見られる。
東京開幕戦による総経済効果は約250億円以上との試算もあり、今年も観光業や関連商品の売上増加が期待されている。
■MLB公式スポンサー企業の株価が上昇傾向
株式市場では、この一大イベントに関連する銘柄に注目が集まっている。大谷選手の活躍により、スポーツ用品メーカーやカード会社の売上が急増。特に2025年版Toppsカードでは、大谷選手関連商品が市場を席巻している。また、ドジャースやカブスを所有する親会社も投資家の関心を集め、MLB公式スポンサー企業はこの国際的イベントの恩恵を受ける可能性が高い。
さらに、東京ドーム運営会社も試合開催による収益増加が見込まれ、大会期間中の飲食・物販売上も大幅に伸びると予測されている。この開幕戦は、スポーツファンのみならず、経済界や投資家にとっても大きな関心事となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)