【株式市場】日経平均は448円高、後場は日米の金融政策会合を控え様子見だが前場の上げ幅を保ち3日続伸

◆日経平均は3万7845円42銭(448円90銭高)、TOPIXは2783.56ポイント(35.44ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億9378万株

 3月18日(火)後場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合が18、19日で、米国の同会合FOMCも同国時間の18、19日とあって様子見姿勢があり、日経平均は前場の上げ幅を保ったまま大引けまで小動きを続けた。前場活況高の大手商社は高値もみ合いに転じたが、米バフェット氏流のバリュー株投資が広がる期待から明治HD<2269>(東証プライム)やキユーピー<2809>(東証プライム)が中盤にかけて一段と強含み、銀行株もメガバンクは高値もみ合いに転じたが南都銀<8367>(東証プライム)や千葉銀<8331>(東証プライム)などは一段強含んだ。

 後場は、三菱マテリアル<5711>(東証プライム)が一段と上げて戻り高値を更新し金相場の最高値など材料視の様子。ANYCOLOR<5032>(東証プライム)は2月につけた高値に迫り19日発売予定の「四季報・春号」先取情報など好感。Hamee<3134>(東証スタンダード)は一段と上げて急反発の幅を広げスマホ充電器の新製品に期待。アウンコンサル<2459>(東証スタンダード)は前場ストップ高に達したまま買い気配を続け中国アリババの日本法人との連携など材料視。tripla<5136>(東証グロース)も前場ストップ高に達したまま買い気配を続け業績予想の増額など好感。サンバイオ<4592>(東証グロース)は後場一段高となり17日発表の1月決算など好感。

 18日新規上場のTalentX<330A>(東証グロース)は午前10時9分に1026円(公開価格750円の37%高)で初値をつけ、直後に1069円まで上げたが、後場は売買交錯となり大引けは990円(同32%高)だった。

 東証プライム市場の出来高概算は18億9378万株(前引けは9億6331万株)、売買代金は4兆5851億円(同2兆3422億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1287(前引けは1393)銘柄、値下がり銘柄数は297(同200)銘柄。

 東証33業種別指数はその他製品、電力ガスを除く31業種(前引け名32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、銀行、卸売り、輸送用機器、鉱業、非鉄金属、不動産、証券商品先物、食料品、その他金融、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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