【株式市場】好決算銘柄が強く日経平均は伸び切れないがTOPIXなど高い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万9654円51銭(16円75銭安)、TOPIXは1591.97ポイント(2.49ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億7292万株

 11日前場の東京株式市場は円高基調が気にされた中で、昨日の決算発表を好感して鹿島<1812>(東1)明治ホールディングス<2269>(東1)東レ<3402>(東1)などが高いため、日経平均は次第に持ち直して9時40分頃に36円95銭高(1万9708円21銭)まで上げる場面があった。前引けは16円75銭安(1万9654円51銭)。TOPIXや新興市場指数は小高い。

 日本郵政<6178>(東1)が社有地再開発期待などから3%高となり、つれて住友不動産<8830>(東1)などの不動産株が全般に強い展開となり、トーヨーカネツ<6369>(東1)は株主還元拡大などが好感されて急伸。ロックオン<3690>(東マ)は昨日発表の決算が好感されて急伸し、菊池製作所<3444>(JQS)は政府のロボット分野拡大策やCYBERDYNE(サイバーダイン)<7779>(東マ)の着用ロボの薬事申請承認などが材料視されて活況高。

 東証1部の出来高概算は10億7292万株、売買代金は1兆1495億円。1部上場1912柄のうち、値上がり銘柄数は1064銘柄、値下がり銘柄数は694銘柄となっている。

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