クリーク・アンド・リバー社が「手帳は高橋」で知られるT&Wオフィスを孫会社化

■高橋書店グループの事業承継ニーズに応えるとともに新たな価値を創造

 クリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>(東証プライム)は3月19日午後、連結子会社の株式会社C&Rインキュベーション・ラボが、手帳や日記帳などで知られる高橋書店などの持株会社・(株)T&Wオフィス(東京都豊島区)の株式を取得し、子会社化(C&R社の孫会社化)すると発表した。取得価額(合計概算額)は95億15百万円。株式譲渡実行日は2025年3月31日(予定)。議決権所有割合にして100%取得する。

 C&R社グループは、「プロフェッショナルの能力により豊かな社会を創出し、持続可能な世界を実現する」ことを理念として掲げ、現在、映像・ゲーム・Web・広告出版・CXO・医療・法曹・会計・AI/DXなど18の分野おいてプロフェッショナル・エージェンシー事業を展開している。2022年に設立したC&Rインキュベーション・ラボは、事業創造や事業承継、企業再生支援を目的とした投資事業及びCXO(CEO、COO、CFO等)や戦略コンサルタント等の経営者ネットワークを活用したエージェンシー事業を展開している。

 一方で、T&Wオフィスを持株会社とする高橋書店グループは、1948年の創業以来、「手帳は高橋」のブランドのもとマーケットリーダーとして業界を牽引し、グループ全体として手帳、日記及び書籍等の企画・編集・出版業を展開している。

 このたびのグループ化により、高橋書店グループの事業承継ニーズに応えるとともに、同グループの事業基盤・ノウハウと当社グループがネットワークするプロフェッショナルの叡智を組み合わせることで新たな価値創造をめざしていく。

 株式取得の相手先については、相手先の要望により非開示とした。株式取得の相手先との間には、記載すべき資本関係・人的関係・取引関係はなく、本件がC&R社の26年2月期連結業績に与える影響については現在精査中で、今後、開示すべき事項が生じた場合には速やかに開示するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  2. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  3. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  4. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…
  5. ■年初から57銘柄が優待新設、40銘柄超が拡充・変更  株主優待制度は従来、配当増加や自社株買いと…
  6. ■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方  「まるでマッチポンプ」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る